毎月1回、FMみはらの増原局長が綴るマニアックなコラム。
ダンディーでハイセンスな局長のプライベートや偏った趣味嗜好、FMみはらの情報をお届けしています。
ヨコゲキ!で「さびしんぼう」と40年ぶりの再会
クラシックのレコードを1枚だけ持っています。高校生の時に買ったラーンキのショパンアルバム「別れの曲」です。これは当時公開された映画「さびんしんぼう」で「別れの曲」が全編に流れていて映画鑑賞後、即購入しました。
その映画「さびしんぼう」がヨコゲキ(ラジオパーソナリティ横山雄二氏セレクト作品解説付き上映会)で上映されるということで行きました。1985年、私が高校三年生の時の公開。40年前と同じ場所シネマモード(当時は日米劇場)での上映。見逃せません。
映画「さびしんぼう」は大林宣彦監督の尾道三部作の三本目にあたるファンタジー青春映画です。内容説明は割愛しますがこの映画は私をどうしようもなく切ない気持ちにさせます。でも、言い訳させてください。尾道が舞台、主人公が同世代。感情移入しまくりです。コメディタッチの作品で観ている方が恥ずかしくなるようなオーバーアクション、ギャグも満載ですがそういったものを超越して「青春」とか「恋」とかを超ド直球で描いていて観ている人の心を鷲掴みにします。上映後の拍手も当然。思わず、もう一枚「別れの曲」のレコードを買うところでした。個人的には大林監督の作品ではベスト。未見の方は是非。
それにしても驚くべきは横山雄二さん。上映後、原稿なしで約30分間まくし立てるように解説していきます。その情報量の豊富なこと。人を引き付ける技術もさることながら準備が凄い!この準備がベースにあることを感じました。人前で話すこと、ラジオで話す上で大切なことを再確認させていただきました。


局長プロフィール
増原進(ますはら すすむ)
三原市出身の50代。
2018年に広島県三原市に開局したコミュニティFM『FMみはら』の局長。
三原市民の生活に寄り添った放送を目指し、日々、自転車で取材、会議、営業に奔走し、時にはスタジオに入ることも。
地元企業CMのシナリオも書く。たまに自らも出演し、声色を使い分け、様々な役を演じることができる。その声にプロのベテランパーソナリティですら「七色の声を持つ局長」と呼び、リスペクトを得ている。
「お昼は自分で7日前に作った(冷凍)カレーをチンして、局内にカレー臭を漂わせる」「散髪で、上を1.5センチ、横を3ミリと注文したが、逆に上を3ミリ、横を1.5センチにされてしまい、結果的に丸刈りにした」など、ネタは枚挙にいとまがなく、それを放送でリスナーさんにイジられることも多い。
映画や音楽にも造詣が深く、節約料理が得意。最近ハマっているのは「たまごサンド」。
生粋のカープファン。実は最近までマツダスタジアムへ行ったことがなかったのだが…2023年8月、ついに初観戦を果たした。
(MJ編集部)


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