読んだあなたを三原市の街ツウにするWEBマガジン。

病院・医院

子どもの近視進行と抑制治療について|越智眼科(三原市宮浦)

近視抑制治療について、宮浦の越智眼科さんにお話を伺いました

スマートフォン、タブレットなどの登場により、年々、子ども達の近視が増えていると言われています。学校でもそれらを利用する時代となり、使用時間が増えています。近視は発症年齢が低いほど進行しやすく、将来的に強度近視になりやすいことがわかっています。
近視は治すことはできませんが、進行を抑制することはできるとのこと。今回は近視抑制治療について、宮浦の越智眼科さんにお話を伺いました。

近視になる原因

■遺伝的要因
両親の遺伝は大きく、子どもが近視になるリスクは、両親ともに近視ではない子どもに比べ片親のみが近視だと2倍以上、両親ともに近視だと5倍以上という研究報告があります。

■環境的要因
スマホ・タブレットなど近いところを見ることが増えた、外で遊ぶことが減った、などの生活の変化により、近視人口の増加・若年化が進んでいます。

生活習慣を見直すことで環境的要因による近視の進行はある程度防ぐことができる

■規則正しい生活
早寝早起きをして朝食を必ず取るだけでも近視の進行を防ぐことに効果的です。

■外で遊ぶ
毎日1~2時間以上屋外で遊んでいる子供のほうが、近視になる率が低いということが報告されています。

■近くのものを見るとき
本やスマホ・ゲームなど長時間見ていると焦点を合わせる調節力を多く使い、疲れやすくなります。姿勢を正し30㎝以上離して近くのものを見ることが大切です。また30~60分に一度は休憩を入れ、眼を休ませることも必要です。

近視抑制治療の種類

越智眼科ではお子様の近視抑制のための治療として

・マイオピン点眼
・オルソケラトロジー治療
・適切な眼鏡装用

を行っていますが、今回はマイオピン点眼とオルソケラトロジー治療の説明していただきました。

■マイオピン点眼
マイオピンは12歳以下の近視進行抑制を目的に配合された点眼液です。
子どもの近視は主に眼球が伸びてしまう(眼軸が伸びる)ことで、近視となる軸性近視が多く、一度伸びてしまうと戻ることがありません。そのため眼軸の伸びを抑えることが近視の進行を抑制するために重要です。
副作用(まぶしさ、充血など)が少なく、近視の進行をゆるやかにします。近視の進行を平均約60%軽減させる良好な点眼薬です。

■オルソケラトロジー治療 
特殊なデザインのハードコンタクトを就寝中に装用することで、睡眠中に角膜の形状を変えて視力を矯正し、日中裸眼で過ごすことのできる近視矯正方法です。
2009年より厚生労働省に承認され、近視の矯正が得られるだけではなく、眼軸の伸長を抑制する効果があることが報告されています。20歳以上が治療対象となりますが、低年齢のお子様でも保護者の管理のもと安全に使用ができます。

越智眼科ホームページ

マイオピン点眼、オルソケラトロジー治療の費用など、さらに詳しい情報は下記の越智眼科HPに掲載されています。

https://www.ochi-ganka.gr.jp/kinshi_yokusei.html

お問い合わせ

越智眼科
住所三原市宮浦6-7-39
営業時間【午前】月〜土 9:00-12:30   【午後】月・火・木・金 15:00〜18:00
定休日日曜・祝
電話0848-62-0331

コメント

この記事へのコメントはありません。




RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

RELATED

関連記事

PAGE TOP