毎月1回、FMみはらの増原局長が綴るマニアックなコラム。
ダンディーでハイセンスな局長のプライベートや、偏った趣味嗜好、FMみはらの情報をお届けしています。
かつては三原にもたくさんあったソフトボールチーム
「本郷のソフトボールチームは恐ろしく強い…」
1977年、ソフトボールをしていた小学生の私に近所のちょっとやんちゃなお兄さんが話してくれた。
話は続く…「本郷のピッチャーは一軍も二軍も全員ウインドミル(※ボールをリリースする前に腕をクルっと一回転させる投法。速球が投げられる)。エースピッチャーはサングラスをしていて、今までに打たれたヒットは一本。それも金属バットが折れたポテンヒットのみ…」
残念なことに、私はこれらの話のすべてを信じた。翌日から「打倒!本郷」を合言葉に練習に励んだが、宮沖三丁目の私が本郷のチームと戦うにはたくさんのハードルがあった。大会に勝ち進み、最終的に『防犯』という大会に出場する必要があった。1970年代、三原には本当にたくさんの小学生ソフトボールチームがあった。
対して現在は…
「ソフトボールのメンバーが足りません。メンバー緊急募集です!」沼田西ファイヤーズの子どもたちがラジオでこう呼びかけた。5人足りないらしい。切実なメッセージだった。
同じタイミングで大谷選手が全国の小学校にグローブを贈るニュースが届いた。スケールの大きい良い話だけど沼田西ファイヤーズの話とこの話は繋がっていると思った。
大谷選手はバットではなく、グローブを贈った。「キャッチボールから始めよう」ということだと勝手に思っている。野球はキャッチボールができないと始まらないし、キャッチボールは一人では始められない。誰かが教える必要がある。私には近所のやんちゃなお兄さんたちがいた。お兄さんたちは遊び相手(野球仲間)を増やすために根気強く、優しく、教えてくれた。彼らのおかげで私は野球が好きになった。大谷選手のグローブを使って誰かと誰かがキャッチボールを始めるとうれしい。
「選手足りません!」FMみはらではこんな告知もしています。聴いて!参加する!ラジオ局。まずはご一報ください。
局長プロフィール
増原進(ますはら すすむ)
三原市出身の50代。
2018年に広島県三原市に開局したコミュニティFM『FMみはら』の局長。
三原市民の生活に寄り添った放送を目指し、日々、自転車で取材、会議、営業に奔走し、時にはスタジオに入ることも。
地元企業CMのシナリオも書く。たまに自らも出演し、声色を使い分け、様々な役を演じることができる。その声にプロのベテランパーソナリティですら「七色の声を持つ局長」と呼び、リスペクトを得ている。
「お昼は自分で7日前に作った(冷凍)カレーをチンして、局内にカレー臭を漂わせる」「散髪で、上を1.5センチ、横を3ミリと注文したが、逆に上を3ミリ、横を1.5センチにされてしまい、結果的に丸刈りにした」など、ネタは枚挙にいとまがなく、それを放送でリスナーさんにイジられることも多い。
映画や音楽にも造詣が深く、節約料理が得意。
生粋のカープファン。実は最近までマツダスタジアムへ行ったことがなかったのだが…先日(2023年8月)ついに初観戦を果たした。
(MJ編集部)
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