こだわりと手間と優しさが詰まった料理。店主の独創がどこまでも止まらないお店。｜四季創菜 春夏秋冬（三原市宮沖）

初来店客は確実にビックリする

宮沖の住宅街にある、隠れ家的ごはん屋さんの『四季創菜 春夏秋冬』。
おびただしい数（ほめ言葉）の小鉢が並ぶお膳。見ただけでは想像がつかないような工夫が凝らされたその料理の数々に、誰もが驚かされます。さらにビックリするのが、調味料までも手作りだということ。取材に伺ったこの日は、ちょうど塩麹や醤油麹を仕込まれていました。他にもソースやタレなど、使用するもののほとんどを手作りされています。使用する食材は、できるだけ無農薬で新鮮なものを日本のどこからでも取り寄せるそうで、ないものは畑を持つ知り合いの方に頼んでみたり、自分で育ててみたり、自由だけどブレない信念のもとこだわりを持って提供されています。

いったい何者？

店主は高校時代に調理師免許を取得されていますが、その後、大阪で調理の専門学校へ通い、栄養士とさらに幅広い調理の世界を学び、すでに調理師は持っているので、フグの免許取得や栄養学を重点的に専攻していたそう。昔から医学にも興味があったそうで、料理にも通じるところがたくさんあると、健康をコンセプトにしたメニュー作りを意識されています。ふんだんに使われる野菜やバランスの良い献立は、その一食だけで必要な栄養素をほぼ摂取できるように考えられていて、『健康診断で数値が良くなった』などと嬉しい声もあるほど。
カロリーは控えめ、なのに必須栄養素完全網羅で身体に優しい料理をお腹いっぱい楽しめます。大阪では約10年間、様々なジャンルの飲食店で働いてきて、さらに海外（主にヨーロッパ数か国）にも滞在していた経験を活かした、多国籍を融合させた完全オリジナルの料理が最大の特徴です。『こんな組み合わせ食べたことない』という料理ばかりで、何を使ってどう調理されたのか、全くわからない…けど、すごく美味しい！オリジナリティ溢れる料理を日々生みだしています。
最近力を入れているスパイスは、大阪時代に培った人脈を駆使して、インドやスリランカの方から直接買い付けているそうで、ネットでも手に入らないものもあるそう。一体何者やねん！（すみません、ツッコませていただきました）

どうしてそんなに手間を惜しまないの？

小鉢に少しずつ盛られた一品一品が、ものすごく手間をかけて作られています。お店の価格設定を見ても、どう考えてもその手間賃が反映されていないような…。それを続けるって、すごく大変なことだと思うのですが、やっぱり返ってきた答えは一つ。『料理が大好きだから』それに尽きるそうです。「これとこれを掛け合わせたら面白いかも」と、その日の仕入れで思いついたメニューを試してみる。包丁を持ったら考えていたものと違うものを作りたくなることもある。その日その時のインスピレーションでまずはやってみるスタイルで、本当に料理を楽しんでいるんだなぁと、出てきた料理から店主の想いが伝わってきます。家ではなかなかできない味と品数、栄養満点なお惣菜はテイクアウトもできるので、ぜひ困ったら利用していただきたいです。

店主の止まらない発想力、独創性。そして元気になって欲しいという想いが、おびただしい数（もう一度言いますが、ほめてます）の小鉢というカタチで体現されている『四季創菜 春夏秋冬』。とても明るくて楽しい店主とお母さま2人で切り盛りされていて、アットホームなお店です。気軽に寄って、おしゃべりして、お腹いっぱいになって帰ってほしい、とお話しされていました。

メニュー

こちらが噂の『よくばりランチ』。14種類の小鉢や豆皿と汁物、お漬物がついて1,000円⁉
小鉢のおかずは常時30～40品を用意しているので、苦手な食材がある方、こうこうのが食べたいという希望がある方は、遠慮なくお申し付けください、とのことでした！

「どれから食べよう！」と本気で悩むほどの品数！こんなに手間のかかった、たくさんのお料理を少しずついただけるのは本当にうれしい。家ではできません。お腹いっぱい食べても罪悪感ゼロです。

こんなに食べられないかも…という方には、ご飯少なめで6種類のおかずが楽しめる『よくばりハーフ』もあります。

汁物はお味噌汁だったり、スパイスの効いたスープなども！

こちらは、お肉をガッツリ食べたい方におすすめのトンテキ定食！

照り照りで見るからにご飯必須のトンテキ。何気なく添えられているおかずも、一つ一つ工夫して作られています。

日替わりの800えんランチは、何が食べられるかその日のお楽しみ！メイン料理と、5・6品の小鉢と汁物、お漬物が付いています。

＼人気トップスリーをご紹介／
『よくばりランチ』堂々の人気NO.1！14種類のおかずはインパクトも満足感も最強！
『よくばりハーフランチ』「14品は多いけど、それなりによくばりたいわ」という方はこちら♪それでも6種類の豪華さ！
『800えんランチ』内容は日替わりなので、その日のメニューは一期一会！

他にも、
定食は
・チキン南蛮定食
・トンテキ定食
・塩豚焼定食
・スパイス牛バラカレー定食
・肉厚ハンバーグ定食

単品メニューは
・スパイス牛バラカレー
・八宝がゆ（おもち入り）
・カレーライス　など

すべて+300円で食後にデザートとドリンクが付けられます！

テイクアウトは
・手羽先からあげ（うま塩・ガーリック醤油）
・ミニいももち
・肉にく巻き
・ポカポカチャーハン
などがあります！
テイクアウトは店内のメニューもOK、ダメ元で食べたいものをリクエストしてみるのもOKだそうで、事前のご予約でできるだけ希望に沿ったものを作っていただけるそうです！「体調が良くないから雑炊食べたい…」なども可能です！優しすぎる…（涙）鍋を持参される方もいらっしゃるそうですよ♪

駐車場のご案内

　駐車場は店舗から少し歩いたところにあるので、ご説明しておきます！

編集後記

店主にはまだまだたくさんの顔があります。今回はあえて書くことはしませんが、同じ時間軸を生きてきたのか？と思うほど、あらゆることをお勉強されています。（店主だけ1年が600日くらいあったと思いたい）ぜひここを訪れて、たくさんお話ししてみてください。

店舗情報

住所	三原市宮沖1-12-3
電話	090-3746-9012
営業時間	11:30～13:30(L.O.13:00) テイクアウトは当日13:00までのご予約で18:00まで受取可能
定休日	日曜
駐車場	3台
Instagram	＠sikisousai