毎月1回、FMみはらの増原局長が綴るマニアックなコラム。
ダンディーでハイセンスな局長のプライベートや偏った趣味嗜好、FMみはらの情報をお届けしています。
ボーイズ・オブ・サマー~あの夏の日のサウンドトラック~
「ボーイズ・オブ・サマー」という言葉が好きです。「青春」より限定的でサラッとしていて、風景も見えてきます。アメリカでは野球選手をこう呼ぶことがあるそうです。野球について書いた同名の著作があり、その影響です。
「ボーイズ・オブ・サマー=野球選手」という表現、私も賛成です。年中できるスポーツですが私には夏のイメージです。このイメージ、圧倒的に夏の甲子園によるところが大きいのですが…。
私が少年野球チームのショートを守っていた頃、兄は地元の高校野球でファーストを守り、父は高校の野球部の監督でした。そんな家族でしたから夏の甲子園が始まるとテレビの野球中継が流しっぱなしになります。この状態は決勝戦後「ボーイズ・オブ・サマー(球児)」が甲子園を去るまで続きます。甲子園のテレビ中継の音は家族にとって夏のサウンドトラックでした。時が経ち、父が亡くなり、兄も私も家を出て行き、母が一人家に残りました。ある夏の日、帰省すると家中に甲子園中継の音が鳴り響いていました。昔、家族全員が揃い、にぎやかだったあの夏の日のように。
元イーグルスのドン・ヘンリーのソロ作品に「ボーイズ・オブ・サマー」という曲があります。色んな喪失感を夏の日の少年にたとえて歌った曲で、夏の終わりにピッタリの曲です。キレキレのサウンドでビールとの相性も最高です。FMみはらでも流して欲しいのですが、私の意見は採用されません。お願いです。リクエストしてください。最高の夏の締めになります。
局長プロフィール
増原進(ますはら すすむ)
三原市出身の50代。
2018年に広島県三原市に開局したコミュニティFM『FMみはら』の局長。
三原市民の生活に寄り添った放送を目指し、日々、自転車で取材、会議、営業に奔走し、時にはスタジオに入ることも。
地元企業CMのシナリオも書く。たまに自らも出演し、声色を使い分け、様々な役を演じることができる。その声にプロのベテランパーソナリティですら「七色の声を持つ局長」と呼び、リスペクトを得ている。
「お昼は自分で7日前に作った(冷凍)カレーをチンして、局内にカレー臭を漂わせる」「散髪で、上を1.5センチ、横を3ミリと注文したが、逆に上を3ミリ、横を1.5センチにされてしまい、結果的に丸刈りにした」など、ネタは枚挙にいとまがなく、それを放送でリスナーさんにイジられることも多い。
映画や音楽にも造詣が深く、節約料理が得意。
生粋のカープファン。実は最近までマツダスタジアムへ行ったことがなかったのだが…先日(2023年8月)ついに初観戦を果たした。
(MJ編集部)
株式会社FMみはら
住所 | 三原市円一町2-1-1 三原リージョンプラザ内 |
電話 | 0848-67-0874 |
ホームページ | https://www.fm-mihara.jp/ |
@forliferadio0874 | |
@Fm874Info | |
https://www.facebook.com/fmmihara/ |
コメント