増原局長のFMみはらの87.4（ハナシ）【2025年2月】レコードと雑誌とルール本の夜

毎月1回、FMみはらの増原局長が綴るマニアックなコラム。
ダンディーでハイセンスな局長のプライベートや偏った趣味嗜好、FMみはらの情報をお届けしています。

レコードと雑誌とルール本の夜

マッチ箱のような小さな家に住んでいますが、ある部屋に安物のレコードプレイヤーを置いて、金曜日の夜にレコードを聴きながら一人過ごしています。この部屋では、スマホなどは見ないようにしています。「レコードを聴き、本や雑誌など活字を読む」。私なりのデジタルデトックスです。頭の中のバランスを取るため意識してアナログな時間を持つようにしています。

　そんな時に読むのが古い野球雑誌や落語本、写真集など。読んでいるというよりボヤっと眺めているという方が正しいかもしれません。古い野球雑誌には敵チームの情報も載っていますが20年以上も前のもの。すべて「ノーサイド」という感じで受け入れられ、精神衛生上、無害です。

他にも子どもの頃に買った「野球入門ルール教室」という本も読みます。クイズ形式で野球のルールを解説していて「打順を間違えたらどうなる？」「飛んでいる鳥に当たったボールを捕ったらアウト？」など。50年近く野球を観ていますが一瞬考えてしまう問題もあります。でもこうやって読んでいると野球のルールの複雑さに気づかされます。野球をする子供が減っているという話を聞きますが、このルールの複雑さも影響していると思います。昔は近所のお兄さんが草野球の中で教えてくれました。懐かしい風景です。

　とはいえ、市内の野球少年少女は頑張っています。大きな大会に出場するため市長を表敬訪問することもあります。こんな時はFMみはらも取材にいきます。87.4（ハナシ）MHzにあわせてみてください。頑張っている子どもたちの声を聴くことができます。

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局長プロフィール

増原進（ますはら すすむ）
三原市出身の５０代。
2018年に広島県三原市に開局したコミュニティFM『FMみはら』の局長。
三原市民の生活に寄り添った放送を目指し、日々、自転車で取材、会議、営業に奔走し、時にはスタジオに入ることも。
地元企業CMのシナリオも書く。たまに自らも出演し、声色を使い分け、様々な役を演じることができる。その声にプロのベテランパーソナリティですら「七色の声を持つ局長」と呼び、リスペクトを得ている。
「お昼は自分で7日前に作った（冷凍）カレーをチンして、局内にカレー臭を漂わせる」「散髪で、上を1.5センチ、横を3ミリと注文したが、逆に上を3ミリ、横を1.5センチにされてしまい、結果的に丸刈りにした」など、ネタは枚挙にいとまがなく、それを放送でリスナーさんにイジられることも多い。
映画や音楽にも造詣が深く、節約料理が得意。
生粋のカープファン。実は最近までマツダスタジアムへ行ったことがなかったのだが…先日（2023年8月）ついに初観戦を果たした。
（MJ編集部）

株式会社FMみはら