三原市本郷の南方にある『ラーメン康』は、お昼時になると広い駐車場がいっぱいになることも多い人気店。2002年12月に先代の藤井康彦さんと藤井陽子 現社長のご夫婦が古浜で開店したのがはじまりで、2013年に南方の今の場所に移転。そして2022年12月に開業20周年を迎えた。それにあたって、ラーメン康（KOH株式会社）の藤井陽子社長に、お店のこれまでとこれからについてお話を伺った。
2002年12月4日に三原市古浜でオープン
「仕事も一生懸命、遊びも一生懸命」が座右の銘だったという、先代店主の藤井康彦さん。2002年12月4日に、三原市古浜でラーメン康を開店。その人柄もあり、多くのお客様に愛されるお店になっていたが、2014年1月に60歳の若さで旅立ってしまう。
2018年の豪雨災害で店舗が被災
そして4年後、またしても困難がやってくる。2018年の『平成30年7月豪雨』だ。ご存知の通り、三原市は大きな被害を受けた。特に被害が大きかったエリアにある本郷店は、写真のような状況。藤井陽子社長はお店に辿り着いて、「店内がいったいどうなっているのか…」と店の扉を開けるのが怖かったという。
店内は床や壁はもちろん、厨房、テーブル、椅子、食器などすべてが使い物にならない状況だった…。
お客様と周りの人に支えられ復活！
「先代の味、そしてお店を守らないといけない」「従業員さんを守らないといけない」「再開したら食べに行くねと言葉をくださったお客様に応えたい」という想いはあるが、「営業再開」はあらゆる面で簡単なことではない。そこでイベント仲間のアドバイスを得て、クラウドファンディングに挑戦。事情を知った全国の方からの応援・支援を得たこともあり、営業再開することができた。
そして迎えた20周年
「食べに来てくださるお客様、災害時にクラウドファンディングで店舗復興を応援してくださった方など、お客様や周りの人のがんばれ！の声で立ち直れました」と藤井陽子社長。「20年やってたら、最初は小さかったお子さんが、親になって、また子どもさんを連れて来てくれるし、3代、4代にわたって来てくださるお客様もいらっしゃいます。そういうのがお店をやっていて嬉しいことです」とも。
本郷店の店長は現在、次女 恋さんのご主人 直也さん。直也さんはラーメン康を引き継ぐために、前職を退職後にものすごい勢いでラーメン康の業務を覚えたとのこと。「先代の味を守りつつも、新しいことにも挑戦したい」と奮闘中だ。
「ここまで20年。お客様にも周りの方々にも本当によくして頂きました。これからも皆さんに愛されるように頑張ります。もちろん、まだ来られたことのない方もぜひ！『また食べたい』と思っていただけるように日々挑戦していきます！」と藤井陽子社長。21年目からのラーメン康も期待大だ。
ところで…人気メニュー・オススメは？
「尾道に行かなくても、尾道ラーメンが食べられたら」という先代の想いが詰まった『尾道ラーメン』がやっぱり一番人気！他にもいろんなラーメン、一品料理が楽しめる。
2023年1月に開催された、東京ドームでの『ふるさと祭り東京』で出店した際に大人気だった、『瀬戸内お宝たこ天丼』。たっぷりと乗った、ぷりぷりタコ天とミルキーかき天とオリジナルタレが最高な一品。かきの季節限定なのでお早めに！！
この他にも、塩ラーメン、とんこつラーメン、辛いもの好きには食べて欲しいREDラーメン、げんこつと神明鶏を合わせた三原ラーメン（開発に2年を費やした！）や、丼ぶり類、夜は居酒屋一品メニューなどが楽しめる。
テイクアウトも可能だ。
店舗情報
| ラーメン康 | |
| 住所 | 三原市南方3-5-16 |
| 営業時間 | 月曜 11:00-15:00 水曜～日曜 昼 11:00-15:00 夜 17:00-20:00 |
| 定休日 | 火曜・第3月曜 |
| 電話 | 0848-86-6758 |
| https://www.instagram.com/ramen_koh/ |
古浜からスタートされ、数々の困難を乗り越えて、今や三原一の熱いラーメン屋さん‼️ 何もできませんが気持ちだけ応援しています。瀬戸内お宝たこ天丼も絶品。須波も康さんのおかげで三原のホットスポットになりました。これからもよろしくお願いします‼️
温かいお言葉、ありがとうございます。
末永くよろしくお願い致します😊