絵本を愛するすべての方に行って欲しい絵本専門店
絵本と言えば、子どものために買ったり読んであげたりするイメージですが、現在は児童書という枠を越えて、大人でも絵本の世界に癒される方が続出中なのです。2022年9月に城町にオープンした『こどもとおとなの絵本屋 テンキアメ』は、子どもはもちろん、殺伐とした現代を生きる大人の方にもぜひ訪れてほしい、心癒される絵本専門店です。
なぜ絵本屋を?
県外のご出身で、ここに来て知り合いのいない中、子育てをされていた店長さん。ただでさえ孤独を感じやすい育児…親と子だけの日々の中『大人と話しがしたい!』と思うことが多かったそう。そんな当時の自分にとって『こんなお店があったらいいな』という想いを実現させたのが、このお店。絵本専門店ですがメルヘン過ぎず、落ち着いた店内で、誰もが優しい気持ちになれる雰囲気。子どものために、自分のために、ふらっと立ち寄りやすい絵本屋さんです。
ゆっくり過ごせるお店づくり
通常の書店では、フィルム包装されていて試し読みができないこともしばしば。テンキアメでは、店長さんのおすすめを聞いたり、幅広く揃えられた絵本の中から、ゆっくりと吟味することができます。まだ小さい子どもを連れて本屋に行くと、何でもかんでも触り放題で『触らないで!』と何度注意したことか(MJ編集部員も経験済み)。しかし、店内の平置きの棚は小さい子どもの手の届かない高さになっているので安心です。セルフのソフトドリンクの販売や、一角には子どもが座れるちょっとしたスペースもあるので、本を選んでいる間、安心して待っていてもらえます。
絵本の魅力
セラピーの一種として取り上げられるほど癒し効果のある絵本。シンプルで素朴な絵や物語で、誰にでも分かりやすいのに奥深いですよね。幼児向けの内容でも本質を突いたような、考えさせられるテーマだったり。大人の間でもプレゼントに贈ったり、心の栄養剤になったり、絵本の魅力が今見直されています。
本との出会いは時に人生を変える
店長さんの好きな絵本をお伺いすると、『アンジュール』という、犬の絵本を紹介してくれました。鉛筆のみでラフにデッサンされたような絵が特徴のその本は、文章がなく、絵のみで物語が綴られています。その本が衝撃的で、絵本を好きになるきっかけになったそう。
どんな作品なのかはぜひお手にとって見てみてくださいね。そんな風に、自分の中で大切な存在になる本との出会いが、多くの人に訪れますように…きっと誰もが読んでもらってきた絵本は、大人になって読むと違う視点で捉えられたり、新しい価値観の発見になったり。年齢に捉われず、色んな方に訪れて欲しい絵本屋さんです。
店舗情報
住所 | 三原市城町2-4-20 |
電話 | 050-8884-8984 |
時間 | 11:30~18:00 |
定休日 | 毎週火曜 ※土曜日は不定休 |
https://www.instagram.com/tenkiame2022/?hl=ja |
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