毎月1回、FMみはらの増原局長が綴るマニアックなコラム。
ダンディーでハイセンスな局長のプライベートや偏った趣味嗜好、そしてもちろんFMみはらの情報もお届けしています。
レコードの不便さがもたらす音楽体験
一時期はなくなりそうだったレコード。 最近、若い人たちを中心に小さな波ですが、ブームが来ているという話を聞きます。音を出すまでのアナログな作業が新鮮なのでしょう。針飛びの音も含めて、これまでと違う音楽体験を楽しんでいるようです。私も古いレコードプレイヤーを購入して、レコードを聴いています。そして、暇な時に、リサイクルショップに行き、安売りレコードを見つけて、家で聴くという時間を持つようにしています。これがのんびりした時間で実に良いのです。
私は1980年代に青春時代を過ごしていた人間です。 時代の流れからレコードを捨て、CDを受け入れてきました。 そんな私が奇妙なことですが、「レコードを聴く」ということで、穏やかな時間を持つことができています。 そして、他の媒体で音楽を聴くのとは明らかに違う時間を感じることができます。
さて、レコードの良さとは何と言っても不便なことです。 曲を飛ばして聴くということは本当に面倒です。そのため仕方なく、片面全曲聴くことになります。好きな曲もそうでもない曲も受け入れなければなりません。今のサブスクとは明らかに違います。「最初は嫌いだったけど、繰り返し聞いていくと、この曲好きかも!」ということがあります。 好きな曲に向かって、どんどんスキップしていくことも大事ですが、苦手と思っていた曲の良い部分をつけていくのも、とても良いことと思っています。
FMみはらにはこのレコードの音源も聴くことができる 『FMみはらの音楽室から』という番組があります。 毎回一枚のアルバムをチョイスして、可能な限り全曲流すという企画番組。この番組ではレコード針がレコードに落ちるも含め音楽を楽しむことができます。ぜひお聴きください。(CD音器のこともあります)
局長プロフィール
増原進(ますはら すすむ)
三原市出身の50代。
2018年に広島県三原市に開局したコミュニティFM『FMみはら』の局長。
三原市民の生活に寄り添った放送を目指し、日々、自転車で取材、会議、営業に奔走し、時にはスタジオに入ることも。
地元企業CMのシナリオも書く。たまに自らも出演し、声色を使い分け、様々な役を演じることができる。その声にプロのベテランパーソナリティですら「七色の声を持つ局長」と呼び、リスペクトを得ている。
「お昼は自分で7日前に作った(冷凍)カレーをチンして、局内にカレー臭を漂わせる」「散髪で、上を1.5センチ、横を3ミリと注文したが、逆に上を3ミリ、横を1.5センチにされてしまい、結果的に丸刈りにした」など、ネタは枚挙にいとまがなく、それを放送でリスナーさんにイジられることも多い。
映画や音楽にも造詣が深く、節約料理が得意。
生粋のカープファンだが、実はまだマツダスタジアムへ行ったことがない。
(MJ編集部)
株式会社FMみはら
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電話 | 0848-67-0874 |
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お疲れ様です。
時々、社用車で、そして自転車で走られているのを見かけます。暑い時期なのでご自愛くださいよ。
益々増原、ご活躍をお祈りしています。