毎月1回、FMみはらの増原局長が綴るマニアックなコラム。
ダンディーでハイセンスな局長のプライベートや偏った趣味嗜好、FMみはらの情報をお届けしています。
君は映画『マニトウ』を観たか？
神明市復活！懐かしい風景がうれしかったのですが、とりわけ目を引いたのがお化け屋敷。50年以上前、子供の頃と変わらない姿に驚きました。店の前を浮遊していたろくろ首はあの頃と同じような気がします。当時、お化け屋敷は私の周りでは通過儀礼的な部分もあって、避けられないイベントでした。「わー、きゃー」叫びながら、お化け屋敷を駆け抜ける。忘れられない体験です。
お化け屋敷同様、映画もこの頃のことをよく覚えています。小学5年生の時にSF超大作「未知との遭遇」が三原に来ました。同時上映はオカルトホラー映画「マニトウ」。背中から生まれてくる悪魔の子をネイティブアメリカンの呪術師が追い払うという「エクソシスト」の神父を呪術師に変えただけ！のように思える映画です。が、強烈な映像体験でした。何せ背中から悪魔の子が生まれてくるのですから。
この超絶シーンに私と仲間は大騒ぎ！人間と異星人のコミュニケーションを描いた超大作は銀河の彼方に吹き飛ばされてしまいました。「マニトウ」を観た時の体験はお化け屋敷に似ています。ローバジェットのB級映画ですが、怖さのあまりダッシュで駆け抜けたお化け屋敷と同じで、友達と大騒ぎした体験は最高です。忘れることはありません。
FMみはらで２月末に開催される『Meet Cinema Night』という映画のイベントを紹介しました。美食とお酒と音楽と映画を一緒に楽しもうという企画です。私も大人です。こんなイベントを仲間と分かち合いたいものです。
局長プロフィール
増原進（ますはら すすむ）
三原市出身の５０代。
2018年に広島県三原市に開局したコミュニティFM『FMみはら』の局長。
三原市民の生活に寄り添った放送を目指し、日々、自転車で取材、会議、営業に奔走し、時にはスタジオに入ることも。
地元企業CMのシナリオも書く。たまに自らも出演し、声色を使い分け、様々な役を演じることができる。その声にプロのベテランパーソナリティですら「七色の声を持つ局長」と呼び、リスペクトを得ている。
「お昼は自分で7日前に作った（冷凍）カレーをチンして、局内にカレー臭を漂わせる」「散髪で、上を1.5センチ、横を3ミリと注文したが、逆に上を3ミリ、横を1.5センチにされてしまい、結果的に丸刈りにした」など、ネタは枚挙にいとまがなく、それを放送でリスナーさんにイジられることも多い。
映画や音楽にも造詣が深く、節約料理が得意。
生粋のカープファン。実は最近までマツダスタジアムへ行ったことがなかったのだが…先日（2023年8月）ついに初観戦を果たした。
（MJ編集部）
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